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歯周病(歯槽膿漏)は、歯の付け根についた歯垢の中の歯周病菌が、歯肉や歯を支える骨を破壊し、最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯垢に唾液成分の無機質が沈着し、硬く石灰化したものが歯石で、歯周病菌の温床となります。
歯周病は、多数の歯が一度にかかることがほとんどで、また、虫歯と違い、痛みなどの自覚症状がなく進行します。
長い間、歯周病のサインを見逃して放置し、歯がぐらぐらになって初めて来院しても、抜歯しか手段が無いこともしばしばで、いきなり歯を失ってしまうことになりかねません。
また、糖尿病や喫煙などの危険因子が加わると、さらに歯周病の進行を促し、その他の因子と相まって、心筋梗塞などの全身疾患の引き金になるともいわれております。
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歯周病とは、歯の汚れ(プラーク)の中にいる細菌が歯を支えている周りの組織を破壊していく病気で、歯を失う大きな原因の一つです。
歯周病の直接の原因は、プラークがたまることから始まります。
磨き残しがあると、歯と歯肉の境目の歯肉溝にプラークや歯石が溜まり、炎症が起きて歯肉が赤く腫れます。歯肉がはれて深くなった歯肉溝をポケットと呼びます。
プラークは食べ物の中の糖分と誰の口の中にもいる細菌によってでき、プラークの90%近くは細菌です。
また、歯周病が進行してできる歯周ポケットの内側には、1mgあたり、400種、1億以上の細菌がいて、身体との間で免疫応答といわれる戦いが繰り広げられています。
抵抗が弱まれば、全身にいろいろな症状があらわれてきます。
ですから、歯周病を予防し、進行を防ぐにはまず、プラークをためず、歯周病を進行させないことが大切です。
しかし、毎日の歯磨きで、歯茎から上のプラークは取れますが、歯茎から下に溜まったプラークや歯石は取れません。
そこで、歯科医院で定期的に専門家によるプラークコントロールを受け、ポケットの中のプラークや歯石をきれいに取ることが重要です。