

先日、「患者と共に歩む歯周治療の実践」というセミナーに参加してまいりました。今日はその学びを、皆さまにもわかりやすくお伝えしたいと思います。患者様との日々の診療に、より温かさと効果をもたらすヒントが満載でしたので、ぜひ最後までお読みいただければ嬉しいです。
このセミナーでは、特に TBI(T ooth Brushing Instruction:歯磨き指導) の重要性が強調されていました。
ただ「磨いてください」「ここを磨いてください」と言うだけでは、患者様には響きにくいこともあると感じさせられました。
セミナーでは、お口の健康状態だけを見て指導するのではなく、なぜそうなったのか、どういう経緯があったのか を丁寧に聞き取ることの大切さを学びました。
たとえば:
こういったバックグラウンドを知ることで、患者様に合った説明や目標設定が可能になります。「この人はきっとこう思っていたんだろうな…」という想像力を働かせて接することで、信頼関係も築きやすくなります。
「なんでも話してもらえる存在」になれるよう、患者様に寄り添いながら、お口だけでなくその人自身と向き合うこと。その姿勢こそが、セミナーの中心テーマでした。
この学びを持ち帰って、私自身がすぐ実践したいと思ったことが3つあります。
項目 | 内容 |
---|---|
① コミュニケーション強化 | 患者様ともっと話す時間をとりたいです。「今日はどうでしたか?」「気になることはありますか?」といった声かけを習慣にします。 |
② 褒めポイントの発見 | ほんの少しの改善や努力でも褒めていきます。「ここが丁寧になってきましたね」「意識してこの部分磨けてますね」など。 |
③ 個別プランの工夫 | その患者様の背景・生活習慣・心理を踏まえて、最も実践しやすいブラッシング法を一緒に考えたいです。 |
この3点を意識することで、患者様のモチベーションを維持しながら、長期にわたる歯周治療を共に歩んでいきたいと思っています。
セミナーを通じて、自分の「指導の型」に固まっていた部分に気づきを得ることができ、とても満足度が高かったです。
また、講師の方の経験談や実際のエピソードも交えながらの講義だったため、現場で使えるヒントが豊富でした。
今後、さらに学びを深めたい内容としては 外科処置 や レントゲンの読み方 などがあります。これらを習得することで、より広い視点で患者様のお口を診る力を高めていきたいと思います。
「歯磨き?今さら変えられるかな…」と悩む方もいらっしゃるかもしれません。
でも、セミナーを通じて確信したことは、“やると決めた人の力は本当にすごい” ということです。少しずつ、毎日、意識してブラッシングを続けることで、お口の状態は必ず変わっていきます。
私は、そんな「やろう」と思う患者様の力になりたい。
「自分でもできる」「この人に相談したらいいかも」と思っていただける存在になりたいと思います。
これからも、ゆら歯科クリニックのスタッフ全員で、皆様の健康な口元をサポートしていきますので、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。
【監修者・クリニック情報】
📍 ゆら歯科クリニック
🏢 住所:〒655-0013 兵庫県神戸市垂水区福田2丁目1−18
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