こんにちは、ゆら歯科クリニックの歯科助手T・Kです。
先日、2025年9月21日に開催された「力のコーディネーター認定コース2025関西」に参加してきました。今回のセミナーでは、普段何気なくかかっている“力”が、お口の中や歯並びにどれほど影響を与えるかを学び、私自身とても驚き、そして多くの気づきを得ることができました。
今回はその学びの一部を、皆さんにもわかりやすくお伝えしたいと思います!
皆さん、5gってどれくらいの重さかイメージできますか?実は、1枚の紙がだいたい4〜5gなんです。そのくらいの力が持続的に歯にかかるだけで、歯並びが変わってしまう可能性があると聞いて、とても驚きました。
横向きに寝る癖がある方は、大臼歯(奥歯)に30〜200gの力がかかっているそうです。これは矯正治療で歯を動かすときの1〜10倍もの力に相当します。つまり、無意識のうちにかけている体のクセ(=態癖)が、実は歯並びやかみ合わせ、さらには顎の違和感の原因になっていることもあるのです。
セミナーでは、こうした力の影響を読み取るためのポイントも学びました。顔の左右差、姿勢のゆがみ、歯のすり減り方など、身体全体からサインを見つけることができるようになることが、力のコーディネーターとしての第一歩だと教わりました。
これまで私たち歯科助手は、患者さんのお口の中を中心に見てきましたが、これからは全身の状態にも目を向けて、どこにどんな負担がかかっているかを意識して観察していこうと思います。
これまで私は、主に先生にバトンタッチする前の「申し送り」の部分を担当していましたが、セミナーを受けたことで、「自分でも患者さんの状態を予測できるようになりたい」と強く思うようになりました。
実際に、先生が追加で行った問診の内容を後から聞いてみると、「なるほど、あの症状にはそういう背景があったのか」と納得することも多くありました。これからは私自身が仮の診断を意識しながらお話を伺い、より精度の高い問診につなげていけるよう努めていきたいと思います。
「どうして痛みが出たのか?」「なぜ歯並びが崩れてきたのか?」ということを、患者さんと一緒に考えていくことの大切さも改めて実感しました。
患者さんご本人に、普段の姿勢や寝方、頬杖などの“癖”に気づいてもらい、改善するための方法を一緒に探っていく。そして、それを押しつけにならないように、わかりやすく伝えることで信頼関係が深まる——そういった心がけが、良い診療につながることを教わりました。
特に印象的だったのは、「患者さんの立場に立って、聞き方や伝え方にもっと気をつけること」という講師の言葉です。ただ情報を伝えるのではなく、どうすれば安心して相談してもらえるか、どうすれば前向きにケアに取り組んでもらえるかを、常に意識していきたいと思います。
今回のセミナーを通して、これまで以上に「力」と「癖」の関係性に興味を持つようになりました。小さな力が積み重なることで、口の中にも大きな変化が起こる——そのことを意識することで、予防の幅も広がるのではないかと感じています。
これからも患者さん一人ひとりの「今」にしっかり寄り添い、お口だけでなく全身の健康をサポートできるよう、日々学びを続けてまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
歯科助手 T・K
📍 ゆら歯科クリニック
🏢 住所:〒655-0013 兵庫県神戸市垂水区福田2丁目1−18
📞 電話番号:078-708-4180
🕒 診療時間:平日 9:00〜18:00 / 木・日曜休診(祝日週は木曜診療あり)
🌐 公式HP:https://yura4180.jp/
🌐 お問い合わせ:https://yura4180.jp/contact/
※歯のこと、お口のことなどお気軽電話または問い合わせ窓口からお問合せください。