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『癖を見直すだけで変わる!?日常の“態癖”が歯に与える影響を学びました』 new

『癖を見直すだけで変わる!?日常の“態癖”が歯に与える影響を学びました』

こんにちは。ゆら歯科クリニックの歯科衛生士T・Sです。

2025年9月21日に「力のコーディネーター認定セミナー」に参加してきました。

今回のセミナーでは、“態癖(たいへき)”と呼ばれる日常生活のちょっとした癖が、私たちの口の中や体全体にどんな影響を与えているのかについて学びました。

正直に言うと、歯並びやかみ合わせの問題は「遺伝」が主な原因だと思っていた私にとって、このセミナーの内容は驚きの連続でした。今回は、その学びをわかりやすくご紹介します!

■ 姿勢や癖が歯並びに影響!?

クセを治すと食事しやすい

「頬づえをつく」「うつ伏せで寝る」「片側だけで噛む」など、無意識にしている日常の動作が、歯並びやかみ合わせを悪くしてしまうことがあります。これらのクセは“態癖(たいへき)”と呼ばれていて、継続的に力が加わることで歯や顎、そして身体全体にまで悪影響を及ぼしてしまうのです。

実際の症例では、態癖を見直して改善したことで、かみ合わせが整い、しっかり食事ができるようになった方もいたと紹介されました。私たち歯科衛生士がこうした知識を持っているかどうかで、患者様の未来が大きく変わるかもしれない——そう強く感じました。

■ 態癖に気づく「問診」の重要性

問診の質を高めることが大事

今回のセミナーでは、問診の質を高めることの大切さについても学びました。

例えば、歯の痛みや歯ぐきの腫れなどで来院された方に対して、ただ症状を聞くだけでなく、「普段どんな姿勢で寝ていますか?」「頬杖をつく癖はありますか?」といった質問をすることで、態癖の有無に気づく手がかりが得られるのです。

私たちがしっかりと聞き取りを行い、情報をドクターに伝えることで、よりスムーズに、そして正確に診断してもらうことができる。これは、患者様の負担を減らすことにもつながる大きな役割だと感じました。

■ 歯周病にも影響が!?

態癖(たいへき)で歯周病が治る!?

態癖の影響は、歯並びや噛み合わせだけにとどまりません。なんと、歯周病の改善にも関係してくることがあるのです。

例えば、片側ばかりで噛む癖があると、片方の歯にばかり負担がかかり、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。また、口呼吸や猫背といった癖も、お口の中の環境を悪化させる要因になってしまいます。

だからこそ、日常生活までしっかりと視野に入れてアドバイスすることが、これからの歯科衛生士に求められる力だと感じました。セミナーで学んだ知識を活かし、患者様の生活に寄り添ったケアをしていきたいと思います。

■ まとめ

今回のセミナーは、私にとって非常に有意義なものでした。「歯科のケアは、お口の中だけを見ていてはいけない」という気づきを得ることができました。

これからは、患者様の癖や生活スタイルにも注目しながら、より丁寧で的確なサポートができるよう努めてまいります。態癖の改善をきっかけに、笑顔で食事ができる患者様が一人でも増えるよう、日々の診療に役立てていきたいと思います。

次回は「ナカニシ バリオス セミナー」に参加して、さらにスキルアップを目指します!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【監修者・クリニック情報】

監修者

歯科衛生士 T・S

クリニック情報

📍 ゆら歯科クリニック
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